2025 3.17 MON
【参加受付中】オンラインシンポジウム「プランB:財政危機に政府はどう備えるべきか」
2025年3月17日(月)10:00~12:00
※ 事前登録制/参加無料/Zoomウェビナー使用/使用言語:日本語
一昨年来、「財政危機時の緊急対応プラン」研究プログラムでは、財政危機の予兆が顕れた段階などにおける危機対応プラン——いわば「プランB」——のあり方を検討してまいりました。本シンポジウムでは、財務省・日銀において政策実務の中枢を長年担ってきた専門家を招いた上で、プランBのあり方などについて、最新の政治・経済情勢と政策実務に即した検討を行います。
世界的なインフレ傾向、日銀による金融正常化などに伴い、日本でも金利が上昇傾向にあります。他方で、近年の政治状況では、社会保障制度の抜本改革、大幅な増税などを伴う「プランA」の実現も見通せません。財政危機の発生確率は、現時点を含む各時点では非常に低いと考えられますが、10〜20年スパンで考えれば無視し得ないレベルに達します。こうしたテールリスクとしての財政危機への備えとして、本研究プログラムでは「プランB」の検討を進めてまいりました。
今回のシンポジウムでは、冒頭で、政府で長年財政政策に携わってきた矢野康治・元財務省事務次官より基調講演をいただきます。次に、3月末に発表を予定している報告書『財政危機時の緊急対応プラン 2025』のエッセンスの説明をプログラムメンバーより行い、それに関連する点などについて、財務省の国債管理政策、日銀の金融政策の実務・理論を熟知する財政・金融の専門家のお二人からコメントをいただきます。その上で、参加者全員によるディスカッションを行います。
◆ 登壇者 ※五十音順・敬称略
愛宕伸康 東京財団政策研究所主席研究員/楽天証券経済研究所所長兼チーフエコノミスト
小黒一正 東京財団政策研究所研究主幹/法政大学経済学部教授
加藤創太 東京財団政策研究所研究主幹(司会兼任)
齋藤通雄 野村資本市場研究所研究理事
早川英男 東京財団政策研究所主席研究員
矢野康治 神奈川大学特別招聘教授/元財務省事務次官
◆ プログラム ※当日の状況により内容に変更が生じる可能性があります
■司会・モデレーター
加藤創太 東京財団政策研究所研究主幹
1.冒頭挨拶
2.基調講演
矢野康治 神奈川大学特別招聘教授/元財務省事務次官
3.『財政危機時の緊急対応プラン 2025』の概要説明
愛宕伸康 東京財団政策研究所主席研究員/楽天証券経済研究所所長兼チーフエコノミスト
小黒一正 東京財団政策研究所研究主幹/法政大学経済学部教授
加藤創太 東京財団政研究所研究主幹
4.コメント
齋藤通雄 野村資本市場研究所研究理事
早川英男 東京財団政策研究所主席研究員
5.ディスカッション
◆ 本研究プログラム紹介ページ