2011 4.21 THU
第38回東京財団フォーラム「オバマ政権の対中戦略の大転換」
オバマ政権は発足当初から、中国とは共同覇権体制を組むのではないかというほどの関与政策をとってきました。しかし政権後期に入り、「対中封じ込め」による強硬路線に進んでいると見られる一方で、「関与」か「強硬」かの二者択一ではなく、両者を同時に追求した「あいまい戦略」がとられたとも考えられます。
次回の東京財団フォーラムは、「現代アメリカ」プロジェクト・リーダーの 久保文明上席研究員(東京大学教授)と同メンバーの川上高司拓殖大学教授を迎え、登壇者それぞれが3月に行った現地調査をもとに、米国の最新の対中政策に焦点を当てます。
川上教授は、3月初旬のワシントンでの現地調査に基づくオバマの対中政策を分析します。リーダーの久保上席研究員は、3月下旬のパリでの視察等に基づき、欧州が米国の対中戦略をどう見ているのか報告します。また、モデレーターの 渡部恒雄上席研究員 は、3月に行われたブラッセル・フォーラムで繰り広げられた世界各国からのリーダーたちによる討論の内容を盛り込みながら、二人の報告と討論を進めます。
【日 時】2011年4月21日(木)15:30~17:30
【会 場】 日本財団ビル 2階 会議室(港区赤坂1-2-2)
【テーマ】「オバマ政権の対中戦略の大転換~欧州はその変容をどう見ているか」
【発表者】
久保文明(東京財団上席研究員、東京大学教授)
川上高司(東京財団「現代アメリカ」プロジェクト・メンバー、拓殖大学教授)
【モデレーター】渡部恒雄(東京財団上席研究員・外交安全保障担当ディレクター)
【参加費】無料