2016 3.24 THU
第99回東京財団フォーラム「Views on China―専門家が語る中国の今」
告知文
米中首脳会談も物別れに終わり、南シナ海における米中の対立が印象付けられた2015年。しかしその後は中国による協調姿勢も見られます。日中関係では、中国側は「日中友好」を打ち出しているものの、北京の姿勢にはブレがあります。
矛盾するかに見える中国の対外政策や国内政策。しかし根は同じです。中国の対外強硬姿勢は、最優先事項の「共産党による安定統治」やそのための経済改革と深く関わっています。改革を進めるには、習近平主席に権力を集中させる必要があり、それが抵抗勢力の粛清や言論統制の強化へとつながっているのです。
論考シリーズ「Views on China-中国の今、プロが観る」は、分野を横断した中国の定点観測を継続して発信し、一見バラバラな事象をつなぐ背景を示してきました。第99回東京財団フォーラムでは、プロジェクト・リーダーの高原明生・上席研究員が、「Views on China」での全面的な中国観察をもとに、隣国の今を語ります。
- 【日 時】 2016年3月24日(木)18:30~20:00 (開場18:00)
- 【会 場】 日本財団ビル2階大会議室
- 【スピーカー】 高原明生(東京財団上席研究員、東京大学大学院教授)
- 【モデレーター】 小原凡司(東京財団研究員兼政策プロデューサー)
- 【参加費】 無料