2017 7.4 TUE
第108回東京財団フォーラム「Views on China―専門家が語る中国の今」
登壇者
- 高原明生/東京財団上席研究員、東京大学大学院教授〔過去1年の中国の活動等の中で注目すべき点とその解説〕→ 発表をみる →総括をみる
- 田中修 /日中産学官交流機構特別研究員〔経済の状況〕→ 発表をみる
- 阿古智子/東京大学総合文化研究科准教授〔経済・社会状況(格差、言論統制)〕→ 発表をみる
- 金野純/学習院女子大学国際文化交流学部准教授〔社会・社会の状況(治安、取締)〕→ 発表をみる
- 諏訪一幸/静岡県立大学国際関係学部教授 〔内政・外政の状況〕→ 発表をみる
- 小原凡司/東京財団研究員〔内政・外政の状況〕※モデレータ → 「”VIews on China” の問題意識・趣旨説明」をみる
告知文
BREXITやトランプ米大統領の誕生に象徴されるように、いま世界では、既存のグローバリズムに反対する趨勢が強くなっています。国際社会で強者であるはずの米欧の経済力は低下し、自国第一主義を謳い、弱者のように振る舞っています。一方で、中国は「自由貿易」の旗手としての姿勢を示すなど強者として振る舞い始めようとしています。
しかし中国は、経済力は大きくなったものの、軍事力では米国に対抗できるわけではありません。トランプ政権との二国間取引は、経済問題と外交・安全保障問題が相互にバーゲニング・チップとして利用される厳しいものになっています。日中関係も未だ改善したとは言えません。
米国と入れ替わるように国際社会の秩序構築に意欲を見せる中国をどう捉え、どのようにつきあっていけばいいのでしょうか。来る第108回東京財団フォーラムでは、中長期の日中関係を見据えた客観的、分野横断的な論考を定期的に発信するシリーズ「Views on China-中国の今、プロが観る」の執筆陣が登壇し、政治、経済、外交、安全保障、社会などの観点から中国の実像に迫ります。質疑応答の時間も設けます。奮ってご参加ください。