2007 4.3 TUE
第2回 東京財団政策懇談会「フランスの文化政策におけるガバナンスの近況と課題」
第2回東京財団政策懇談会は「フランスの文化政策におけるガバナンスの近況と課題」報告と題し、ソルボンヌ大学のクサビエ・グレフ教授をお迎えして開催致しました。当日は悪天候にもかかわらず、約60名の方々にお集まり頂きました。
プログラムは、グレフ先生による基調講演の後、垣内恵美子氏(政策研究大学院大学教授)と、飛び入りでご参加下さった劇作家の平田オリザ氏にもお話を頂き、活発に意見が交換されました。
グレフ先生によると、集権的に文化政策を進めてきたフランスも、グローバリゼーションや芸術のデジタル化などの影響を受けて転機を迎えているそうです。具体的には、文化政策においても地方分権化が進み、これまであまり存在感のなかった私企業が関与してくるなど、ガバナンスに変化が見られるとの近況をご報告頂きました(講演概要はこちら)。
今後とも、文化政策の分野においては引き続き議論を進めて参りたいと思いますので、皆様のご意見、ご参加をお待ちしております。