2008 2.20 WED
若手政治外交研究者リレー政策懇談会: 歴史のレンズで見る東アジア 第2回「中国外交-その自画像と外からの目線」
東京財団では、 政治外交検証プロジェクト のメンバーら、新進気鋭の若手政治外交研究者が順番に登壇するリレー政策懇談会を1月からスタートさせました。第1ラウンドは、激しい変容を見せる東アジアを3回シリーズで取り上げ、歴史を手がかりに地域・域内国の「今」と「未来」を分析・予測する試みです。
シリーズ第2回目は、中国近代外交の専門家で、2004年度サントリー学芸賞を受賞した東京大学准教授の川島真氏が登壇します。
世界の中で存在感を益々高める中国。それは単に人口や経済規模の大きさゆえだけではなく、この国が国際的問題にかかわる「アクター」としての役割を強めているからです。中国は、現在の世界秩序の破壊者となるよりは、国際社会に一定の親和性を示しながら影響力を拡大する路線に転換しようとしているようです。川島氏は、変容を見せる中国外交の自画像とこの大国に向けられる外からの目線の背景を、歴史的な文脈を踏まえて解説します。
■若手政治外交研究者によるリレー政策懇談会
ラウンド(1) - 歴史のレンズで見る東アジア-
第2回
【日 時】 2008年2月20日(水) 11:30~13:00 ※開催時間にご注意ください
【場 所】 日本財団ビル2階 会議室
【テーマ】 「中国外交-その自画像と外からの目線」
【講 師】 川島 真
東京大学大学院総合文化研究科准教授、東京財団政治外交検証プロジェクト・メンバー。1992年、東京外国語大学外国語学部中国語学科卒。97年、東京大学大学院人文社会系研究科アジア文化研究専攻博士課程単位取得退学。文学博士。著書に『中国近代外交の形成』(2004年度サントリー学芸賞)、編著に『東アジア国際政治史』など。
<シリーズ第3回(予定)>
・3月中旬
「戦後アジアの変容と日本」
講師:宮城 大蔵 (政策研究大学院大学政策研究科助教授、東京財団政治外交検証プロジェクト・メンバー。『戦後アジア秩序の模索と日本』で2005年度サントリー学芸賞)