10月22日の開催の研究会では発表者に広瀬純夫氏(信州大学経済学部講師)を迎え、「買収防衛策の業績情報効果について」をテーマに議論を行いました。
広瀬先生からは、2005年に買収防衛策を導入した企業を対称として防衛策を導入した際の株式市場の評価と、業績パフォーマンスの関係についての実証分析について、ご発表いただきました。
2005年においては、市場は防衛策の導入をマイナスに評価していること、また防衛策導入企業は、その直後にパフォーマンスの悪化を経験していること。一方2006年においては、防衛策の導入が統計的に有意にマイナスなものにはなっていないということ等を解説いただきました。
その後、まだ買収防衛策というものをあまり理解されていなかった2005年において、株価がネガティブに反応したことの意味について、活発な議論が展開されました。
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