9月28日の開催の研究会では発表者に徳賀芳弘京都大学教授(会計学)を迎え、「会計基準の世界的変化について」をテーマに議論を行いました。
徳賀先生からは、フローの配分重視の会計、ストックの価値重視の会計という二つの会計モデルの歴史的な変遷を解説いただくとともに、現在国際会計基準の世界で議論されている「公正価値会計」の内容と、それに関する論点についてプレゼンしていただきました。
その後の議論では、会社資産が生み出す価値について、すべて経営者に予測させることで過剰な責任が経営者に及ぶのではないか、経営短期主義を助長するのではないか、等の問題点が指摘されました。さらに会計利益と株価のボラティリティが増大することへの危険性について、意見交換が行われました。
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