■農村は、農地、農業、農業者の1つが欠けても成り立たない、と定義されてきた。現状は、その状態に近付きつつある。喫緊の課題は、農地を守り、確保する目標数値を明示することである。その上で、コスト低減対応の平地農業地帯と食料安全保障対応の中山間地域の農地の役割を明確にして、農政全般を根本的に再構築することである。
■中山間地域では、「環境」「教育」「健康」の新3K産業(加えて「観光」も重要なK産業だと思うが)の支援が重要である。「多業型経済」を前提とするならば、農林水産省サイドからの政策アプローチのみでは、貧弱な政策となってしまう感じがする。省庁横断的な政策プロジェクトとして取り組むべき。
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