書籍刊行のご案内
東京財団では2013年度より CSR研究プロジェクト を立ち上げ、企業コミュニティーの知見と経験を、国内外の社会課題の解決にも活かしていくための調査研究を進めています。
本年度も「CSR企業調査」 を元に、『CSR白書2015』を刊行しました。企業と社会課題の観点から見た初の実態調査を集計、分析するとともに、CSRの先駆的活動を行う6社の企業事例、内外の専門家・実務家による論考を合わせて収録。おそらく日本で初めての企業と社会課題とを結ぶシリーズ、本書は『CSR白書2014』に続く2巻目。CSR担当者必携の書です。
『CSR白書2015』
環境、人権、女性、児童、貧困――人々が直面する社会課題の多くはこれまで政府が取り組むものとされていました。しかし現代の課題はそれぞれが複雑に絡み合っている上に、一つの省庁だけで対処できる範囲を越えて広がっています。こうした社会課題の解決の担い手として企業セクターへの期待が高まる中、日本のCSRは社会課題にどう対峙しているのでしょうか。
(目次より抜粋)
第1部 日本のCSRの課題と今後の道すじー第2回「CSR企業調査」分析
第2部 「対話」と「内包化」を実現する6社の事例
第3部 CSR最前線―絶えず変化する社会の要請に応えるために
書籍販売
アマゾンで販売しております。
・Amazon http://www.amazon.co.jp/dp/4860270096
PDF版
『CSR白書2015―社会に応える「しなやかな」会社のかたち』PDF版はこちら。
CSR白書発刊を記念しフォーラムを開催いたしました。
第96回東京財団フォーラム
『東京財団CSR白書2015』刊行記念
ジェフェリー・サックス氏と考える持続可能な開発と企業の社会的責任
【日 時】2015年7月30日(木)13:30~17:00(開場13:00~)
【会 場】日本財団ビル2階 大会議室(東京都港区赤坂1-2-2)
【プログラム概要】
▽ 第1部 13:30~15:00(90分)
基調講演 「持続可能な開発と企業社会の可能性」
紹介:北岡伸一・東京財団名誉研究員
講演:Jeffrey Sachs(コロンビア大学地球研究所長、米Millennium Promise共同創設者)
パネルディスカッション
・Jeffrey Sachs(コロンビア大学地球研究所長、米Millennium Promise共同創設者)
・有馬利男(東京財団CSR委員会委員、国連Global Compact ボードメンバー)
・高巖(東京財団CSR委員会委員、麗澤大学大学院経済研究科教授)
・梅津 光弘(慶應義塾大学商学部准教授)
・モデレーター:今井章子(東京財団常務理事)
今年2015年は、2000年に採択された国連MDGsが掲げる8つの目標の達成目標年です。国際社会では、これまでの達成度合いを検証し、それを踏まえて新たな開発課題である「ポスト2015開発アジェンダ」の制定にむけ、議論が活発化しています。
基調講演にはジェフリー・サックス=コロンビア大学教授をお迎えして、ポスト2015開発アジェンダが企業社会に突き付けている新たな課題について解説していただくとともに、企業が負うべき責任のみならず、「ポスト2015」が企業社会にもたらす可能性についてもお話いただきます。 その後のパネルディスカッションでは、国連Global Compactの日本での推進役を担った有馬利男氏(元・富士ゼロックス相談役)、日本のCSR研究の第一人者である高巌氏、梅津光弘氏などが加わり、グローバルに展開する日本企業にとって「ポスト2015」はどのような含意を持つのか、持続可能な成長における日本企業の責任と可能性について議論します。
▽ 第2部 事例報告 15:10~16:40(90分)
「社会に応える「しなやかな」会社のつくり方」
(順不同、敬称略)
富士ゼロックス株式会社
株式会社ファンケル
株式会社資生堂
株式会社デンソー
亀井善太郎(東京財団 研究員兼政策プロデューサー、CSR研究プロジェクトリーダー) *モデレーター
▽ ネットワーキング16:40~17:00(20分)