実施年度
2007~2014年
研究の背景・目的
ユーラシア大陸は歴史的に、ローマ帝国、ペルシャ、モンゴル、オスマン帝国など、幾多の帝国が興廃し、現在でも、多くの紛争のリスクが遍在する一方、豊かな資源と肥沃な土壌、そして人的資源に恵まれてもいます。中東、ロシア、中央アジアの石油・天然ガス資源、中国やインドなどの巨大な労働経済市場など、世界は大きくその恩恵に浴しており、日本もその例外ではありません。日本のユーラシアに対する関与は、食料、エネルギー、安全保障を含め、あらゆる点でその度合いを強めており、ユーラシア地域諸国の情勢分析・情報発信は日本にとって非常に有意義なものであると言えるでしょう。
本研究では、ユーラシア地域諸国の情勢、そして地域諸国を横断する課題について、民間研究組織の独立性と機動性を生かした定点観測と現場の視点での情勢分析を行い、日本の政策立案や外交・ビジネスに活かしうる情報を一括して発信していきます。
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