テーマ:「内部化により歪みを除き、真に持続可能なSDG投資へ」
日時:2019年11月19日(火)12:15~13:30
場所:東京財団政策研究所 大会議室
講師:吉野直行(アジア開発銀行研究所所長/慶応義塾大学名誉教授)
司会:西川正郎(東京財団政策研究所 政策アドバイザー)
東京財団政策研究所では、日本における政策ネットワークの拡充と政策議論喚起のため、BBLセミナー(BBL:Brown Bag Lunch Seminar Series)を随時開催しています。
第8回目となった11月19日には、アジア開発銀行研究所所長/慶応義塾大学名誉教授吉野直行氏を講師にお迎えし、「内部化により歪みを除き、真に持続可能なSDG投資へ」という演題でご講演頂きました。
吉野氏からはSDGに関する定義や厳密な規定がないままにグリーン・ボンドが発行されることなどが、リスク・収益からなる伝統的ポートフォリオの配分に歪みを生じさせることを指摘されるとともに、再生可能エネルギー発電事業を事例に、電力供給による地域の税収増加などの外部効果を計測することの必要性などをお話し頂きました。
続く質疑応答では、司会の西川政策アドバイザーやフロアを交えて、外部効果の波及性やCO2排出量への課税方法など、活発な議論や問題提起が行われました。
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