東京財団研究員 亀井善太郎
東京財団では2013年より CSR研究プロジェクト を立ち上げ、公共政策の立場から企業セクターの役割について調査研究を進めてきた。プロジェクトは「CSR企業調査」と呼ばれる大企業等を中心としたアンケート調査等に基づいており、本稿は2014年夏に行われた第2回調査の定量データ分析から見えてきた日本のCSRの実態と直面する課題を明らかにしたものである。すでに本HPで公開している 「社会に応える『しなやかな』会社のつくり方」 と併せてご覧いただきたい。
(論考全文) CSR企業調査から見えてきた持続可能な社会をつくる企業のすがた
目次
- 1.東京財団CSR企業調査について
- (1)本調査の構造
- (2)回答状況
- 2.本調査から明らかになってきたこと
- (1)社会課題別の取り組み状況
- (2)CSRによって得られた企業にとっての成果
- (3)CSRにおける検討→実践→評価・改善(PDCA)プロセス
- (4)ガバナンスの影響
- (5)CSRを進めていく上での課題
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