2019年8月に、書籍『土地はだれのものか―人口減少時代に問う』(「土地はだれのものか」研究会)が白揚社より刊行され、第2章「土地が見捨てられる?『所有者不明土地問題』に見る土地制度の課題」を吉原祥子研究員が執筆いたしました。本書は土地や都市問題の専門家だけでなく、一般の方にも手にとっていただき、人口減少時代の都市、土地、まちづくりについて改めて考え、議論し、行動を起こすきっかけとなればとの思いが込められた書籍です。
▼ 書籍の詳細情報
- 『土地はだれのものか:人口減少時代に問う』
- 「土地はだれのものか」研究会 著
- 出版社: 白揚社
- A5判 並製 : 299ページ
- 刊行日: 2019年 8月 刊
- ISBNコード: 978-4-8269-9063-9
- 分類コード: C0030
目次
はじめに
第1章 世界最速で深刻化する日本のマンション老朽化問題
613万戸のストックの行方
Column 老朽マンションを投資物件に再生する
第2章 土地が見捨てられる?
「所有者不明土地問題」に見る土地制度の課題
第3章 狭隘道路や私道紛争が無くならないわけ
元凶の「土地所有権」にメスを
第4章 今日的課題の底流(1)
人口動態&都市の構造変化が問題を加速させる
第5章 今日的課題の底流(2)
法曹界内部から見た、日本の法制度の歪みと限界
第6章 縮減時代の土地所有と都市計画はどうあるべきか
都市計画の歴史から紐解く
第7章 近代的土地所有権をつくり上げた明治時代
その功績と実態
第8章 異次元社会・江戸時代に見るユニークな土地所有
持ち主は多元、持ち方は重層
第9章 ドイツはどうやって秩序ある都市をつくったのか
その都市計画と建築・開発活動
第10章 アメリカの縮減3都市の苦悩と戦略
デトロイト、ヤングスタウン、フリントの取り組み
対談 農地再考 農地の所有権問題は、「集落」の存在抜きには語れない
あとがき
▼ 書籍の詳細情報、購入はこちら(「白揚社」サイトへ)
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