趣旨
東京財団は2015年6月、 政策提言「医療保険の制度改革に向けて」 を公表しました。そのなかで、1)保険制度の地域一元化、2)財政制度の簡素化、3)住民自治の強化、4)保険者に対する権限移譲―を訴えていますが、医療・介護政策は私達の生活に身近なものであり、その決定には国民による合意形成が必要になります。そこで、東京財団では本政策提言を読み解く企画として、医療政策に関わる様々な方々と本提言を取りまとめた 三原岳研究員 の対談を実施することとしました。
第1回:澤憲明氏(家庭医)
英国のGP(General Practitioner、家庭医)としてプライマリ・ケアの最前線で働く同氏と、本提言で提唱するプライマリ・ケアの必要性を中心に、日英の制度比較や日本の医療制度改革に向けた視点や論点を話し合いました。
- 日英の比較からプライマリ・ケアを考える(上):GP(家庭医)の日常
- 日英の比較からプライマリ・ケアを考える(中):GP(家庭医)を巡る制度的な枠組み
- 日英の比較からプライマリ・ケアを考える(下):日本の制度改革に向けたヒント
第2回:堤修三氏(元社会保険庁長官)
厚生労働省(旧厚生省)で医療保険改革、介護保険制度の創設に関わった元社会保険庁長官の堤修三氏と、社会保険の原理原則を踏まえた医療保険、介護保険制度改革の視点や論点を話し合いました。
第3回:西沢和彦氏(日本総合研究所上席主任研究員)
日本総合研究所の西沢上席主任研究員から、医療統計の信頼性とその問題点などについて聞きました。
- 医療統計の信頼性を考える― OECD総保健医療支出、国民医療費の問題点を中心に
- 医療提供体制改革を考える―かかりつけ医、地域医療構想の在り方を問う
- 医療保険制度改革を考える―社会保険方式の原則から問う
関連プロジェクト
医療・介護・社会保障制度の将来設計プロジェクト
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