趣旨
都市部において、鉄道駅及び駅周辺エリアは商業をはじめ経済活動の拠点であり、また同時に、沿線地域のコミュニティの拠点、生活の拠点として重要な役割を担っています。
こうした都市部における鉄道駅及び駅周辺エリアの重要性に鑑み、近年、鉄道駅やその周辺に行政サービス機能や保育サービスなどの生活支援機能を充実させるコミュニティ・ステーション化の動きが各地で見られるようになっています。平成22年度から国においても、このような動きを後押しするための支援制度を創設するなど積極的な取組がはじまっています。
鉄道沿線地域において、駅及び駅周辺エリアをどのように有効活用するかは、地域住民の暮らしの豊かさや利便性に大きく関わるだけでなく、まちづくりや地域商店にとっても大きな影響を与えるものです。また、鉄道事業者にとっても、利用者数の減少が長期的に見込まれる中で、今後も安定的な利用者の確保を図るためには、「選ばれる鉄道路線」を目指し、沿線価値の向上を図るための貴重な戦略的資産として駅及び駅周辺のエリアの整備・活用を図っていくことが求められています。
そこで、まちづくり・鉄道行政に関わる政策担当者、コミュニティ・サービス提供事業者や商業関係者等が一堂に会し、コミュニティ及び生活者の視点から鉄道駅及び駅周辺の現状と課題を把握するとともに、都市部における望ましいコミュニティ・駅・街と商いのリンケージのあり方、望ましい連携促進のために必要な取組や制度について、忌憚のない意見交換を行い、よりよい政策や取組の立案推進を図ることを目的としています。
JR戸塚駅及び駅周辺見学会概要 (2010/07/29)
第1回意見交換会 (2010/05/27)
主なメンバー
○国及び地方自治体政策担当者
○鉄道事業者
○コミュニティ・サービス提供事業者
○商業関係者
○マスコミ関係者
○その他の有識者
事務局
○東京財団 新しい地域再生政策研究チーム
政策プロデューサー 井上健二 ・ 亀井善太郎