さる9月27日、「現代アメリカ」プロジェクト大統領選挙チーム第一回会合が行われた。同会合では、各参加者が割り当てられたテーマに基づいて現状を切り取るという問題意識に基づいて短いコラムを事前に執筆し、会合の場で簡単な報告を行った後、それぞれのコラムについて議論をした。その後、それぞれ原稿を持ち帰り、適宜修正を行ったものが、下記に列挙されたコラムである。今後、大統領選挙をめぐっては、大きく状況が変わっていくことが予想されるが、このコラム集はレイバー・デーが明けて、アメリカが本格的に政治の季節に突入する直前のスナップ写真のようなものである。今後も定期的にこのような活動を行い、予想以上に混戦が予想される2012年大統領選挙の動向を定点観測していきたい。
「現代アメリカ」プロジェクト大統領選チーム・リーダー 中山俊宏
コラム&執筆者
「2012年大統領選挙に向けた世論の動向および共和党ロムニー候補の展望」 細野 豊樹(共立女子大学教授)
「リック・ペリーの躍進と失速に見る共和党が直面する課題」 島村 直幸(杏林大学専任講師)
「共和党系団体の動向 ティーパーティー運動3.0」 中山 俊宏(青山学院大学教授)
「労組票はどう動くか?」 西川 賢(津田塾大学准教授)
「共和党指名争い、ペリー氏失速で再び不透明に?~終わらない『本命探し』」 袴田 奈緒子(ジャーナリスト)
「オバマ大統領の再選戦略 『底』からの脱出へ」 前嶋 和弘(文教大学准教授)
「ティーパーティ票とポール派:『分裂要因』の視点から」 渡辺 将人(北海道大学准教授)
「アメリカ大統領選挙UPDATE2」はこちら → アメリカ大統領選挙UPDATE2