その他の話題
音楽療法について / フリーペーパー作成・大学生の就職事情 / 介護ラボしゅうについて / 介護甲子園について / 介護維新会について / 豊福会の活動 / 上場のメリット
音楽療法について
- 音楽療法士は日本音楽療法学会の認定する資格。だが、仕事としている人は少なく、約40人の資格所有者も生業としている人は殆どいない。知人に相談しても「仕事にならない」と答え、大学の教員も「止めときなさい」という反応。(第47回)
- 音楽教育は元々、幼児の発達を促すのが中心。これを高齢者に応用しようという取り組み。音楽療法士が介護施設や自宅などに赴き、高齢者と一緒に歌や合唱、会話、楽器の活動を通して、生活の質の向上や健康維持を図る。(第47回)
- 音楽療法サービスは現在、月30回、15カ所で提供している。
- セッションを行う場合、電子ピアノやキーボードなどが主体。ピアノを持って行く時もあるし、営業先のピアノを使う時も。フレームドラムという太鼓を使ったり、よさこい踊りの鳴子を参加者に渡して、初めての人でも抵抗なく楽器に触れるようにする。(第47回)
- 歌詞カードを持って行くケースがあるし、ホワイトボードに貼り出して、みんなで歌えるようにしている。(第47回)
- セッションの実施に際して、時間帯や演奏する曲などを記したプログラムを策定。参加者が知っている曲や好きな曲を選んでいる。(第47回)
- 良く演奏している曲は「東京行進曲」「星影のワルツ」「北国の春」など。昭和期の「りんごの歌」「青い山脈」は不動の人気。「ズンドコ節」「千の風になって」「なだそうそう」なども人気がある。(第47回)
- 70代の人と90歳の人が知っている曲は全然違う。レパートリーを増やす必要がある。仕事を繰り返す中でレパートリーは増えて行く。(第47回)
- 曲のニーズは施設や現場によって様々。ある人が「この曲が好き」と言ったら、その歌を準備する。皆さんは懐かしいというが、私にとっては新曲。利用者の世代が違うので、レパートリーは練習。ユーチューブで聞いて弾く。(第47回)
- セッション導入には介護施設を訪問し、施設長に提供するノウハウを打診。その後、無料でトライアルのセッションを実施し、利用者が継続を希望した場合、施設を通じて家族の同意書を取った上で、家族、利用者と契約する。(第47回)
- 施設職員と一緒に記録を作り、今後の介護に役立てるとともに、次のセッションに反映させている。(第47回)
- 料金は個人セッションの場合、1回当たり3780円、グループは1890円から。契約した場合、音楽療法のセッションを月2回のペースで開催し、サービスは介護保険外のサービスで全額が自費。(第47回)
- 自費サービスについては、「既にお金を貰っているし、これ以上プラスアルファで払って頂くのはおかしいのでは」という意識が施設側にあったが、考え方が少しずつ変わって来ている。(第47回)
- 高齢者はキーの低い人が多く、職員がカラオケのキー操作するのが一般的だが、音楽療法の場合は人が演奏しているため、参加者が歌いやすいキーを音楽療法士が探して歌えるので、気持ち良い。(第47回)
- リズムについても、カラオケは一定で原曲通り。音楽療法の場合、音楽療法士がタイミングを合わせるため、自然に合わせることが可能。(第47回)
- 高齢になると休符を待てない。カラオケの場合はドンドンとずれて来るが、音楽療法は今、歌っている所に行ける。その場の一体感は気持ち良い。(第47回)
- 近年はアクティビティの一環で、カラオケ用の機器を導入したり、演奏会を開催したりする介護施設が増加しており、高齢者が音楽に触れる機会が増えている。(第47回)
- カラオケの進行は職員だが、音楽療法は音楽療法士が担う。記録も施設職員が自分で作成するが、音楽療法士が施設職員と相談しながら作成する。(第47回)
- 費用で見るとカラオケ機器を購入した場合は150万円だが、音楽療法は1回1890円。カラオケと音楽療法は違うので、2つの方法を使い分けて欲しい。(第47回)
- 演奏会は聴くだけなのに対し、音楽療法は一緒に歌う。歌う曲についても演奏家が選ぶが、音楽療法は好みに応じて広げることが可能。(第47回)
- 実施頻度に関しては、演奏会は施設サイドがアポを取った時だけ。音楽療法は月2回の頻度。演奏会の費用はボランティアから数万円だが、音楽療法は定額という違い。(第47回)
- カラオケ、演奏会と音楽療法はライバルだが、共存したい。重度の人が多い時、地域の高齢者が一緒に付いて歌うボランティアがある。全部を自分で完結するのではなく、ボランティアを活用しても良いし、外部のパートナーを活用して欲しい。(第47回)
- 東京で音楽療法を提供している会社とNPOは片手で数える程度。定年後の人や主婦が半ば趣味で実施しているケースもある。(第47回)
- 個人営業が多く、ボランティアや音楽家が演奏する時もあるが、ニーズが噛み合っていない時もある。利用者の聞きたい曲をやるかどうか。音楽を聴くことを強いていないか。タダでやって貰っているので、施設も文句を言えない。(第47回)
- 施設から見ればボランティアは恰好が付くけど、演奏会の中身に関して自由がない。上手い人ならばいいけど、そうじゃないと悲惨。定期的・<音楽療法について>・継続的にやるのが難しい。(第47回)
- 各人が「歌えた」という達成感を持てる伴奏が大事。高い声が出る人と出ない人、自分がずれたことに気付く人と気付かない人がいる。違う音程を弾いている場合、平均値に合わせる。強制的に「このキーで歌わせなきゃならない。(第47回)
- 我々は音楽を教えに行っている訳じゃない。楽しむ場を作るために音楽を使っている。その人が楽しかったと思って貰えれば何でもいい。(第47回)
- 演奏家は全体のテンポに合わせるのが苦手。楽譜通りに弾く人が多いけど、ズレたキーに移れるか訓練。(第47回)
- 歌い出しが分かりやすいように自分の動きで始まるタイミングを示したり、歌詞を実際よりも一節早く読んでみんなで入れるようにしている。(第47回)
- 音楽療法の中で見られる効果として「普段殆ど声を出さない人が歌う」「認知症の進んだ人がまとまった会話をする」「笑顔の見られなかった人が笑顔になる」といったケースがある。(第47回)
- 日常生活に関わる効果としては、「自信の回復」「他の入居者とのコミュニケーション増加」「健康維持に役立つ新しい習慣を持つ」といった事象。(第47回)
- 普段話さない人に対しては、音程やテンポを合わせて前奏を引いて上げることで、フッと歌ってくれる。セッションで何人か参加しており、楽器を渡すと認知症の方が笑顔になる効果もある。(第47回)
- 一人一人の状態を見られるように立って、ピアノを引きながら参加者の様子を見て、小さな変化に気付くようにする。継続的にやって行くことで、利用者に変化が生まれる。それを見るのは喜び。(第47回)
- 大正琴を習っていた高齢者が認知症になった後、楽器を取る機会がなかったが、琴に触れる機会を作ると、毎日5分ずつ触るようになり、自信が回復した。セッションで腕前を披露するようになり、別のグループホームに「巡業」するまで回復した。(第47回)
- 施設で話さない入居者が歌謡曲を好むことが分かり、音楽療法を通じて周囲とのコミュニケーションは悪くないと気付いた。それまでは自室とヘルパーステーションを行ったり来たりだったが、一緒に洗濯物を畳むようになった。(第47回)
- 在宅の現場は家族が一緒に参加。認知症が進んでコミュニケーションが円滑に行かないため、言葉数が減っていた人が音楽療法の最中にたくさん話すと、家族は喜ぶ。(第47回)
- 音楽療法が入ることで、一日5分の練習というパターンもある。プログラムを前日に送ると、セッションの前日に出て来る曲を参加者に見せて、歌詞を筆ペンで書いて練習するのが習慣になっている人もいる。(第47回)
- 我々が見ているのは療法の瞬間だけでなく、その方がどういう生活の上の課題を持っており、どうやったら生活が豊かになるのか、健康を長く維持できるのかを考えながら仕事している。(第47回)
- 昔から音楽をやっており、知識・技術はあるので、介護の現場に入って行く中で、他の職種の知識の差を感じる。分からないことが多いので、介護などの知識が必要。(第47回)
- 私達は多くの介護現場で実践して行きたい。段々と仕事を重ねて行く中で、利用者が音楽だけでなくオプションのサービスを選べるようにしたい。そのきっかけが音楽と思う。(第47回)
- 昔に比べると、お金を払う価値はあると思う人が増えているが、どういう変化が起きたのかを伝える力が足りない部分があるので、営業面で工夫して行きたい。(第47回)
- 人材育成の面では創業者のスタイルは完成しつつある。介護職員に対する音楽の研修ができるようになっている。これをどうやって多くのセラピストに伝えて行くのかが課題。今は研修プログラムづくりに取り組んでいる。(第47回)
フリーペーパー作成・大学生の就職事情
- 大学生の間ではフリーペーパーがブーム。起業サークルに所属し、「孫心」を作成した。読者は認知症高齢者と介護事業者をターゲット。字を大きく設定し、絵も多用した。高齢者に懐かしい出来事を思い出させる「回想法」も採用した。(第11回)
- 当初は介護に興味がなかったが、認知症患者の親族を持つ仲間の発案で挑戦することになり、知れば知るほど面白くなってきた。今後はホームページを作成し、インターネットでも孫心の内容をPDF資料として提供したい。(第11回)
- 社会を豊かにするために貢献したいと考えて、社会福祉学科を選択した。しかし、若者は福祉に興味を持ちにくいため、若者向けの福祉フリーペーパーを始めることで、おしゃれに福祉の面白さを伝えたいと考えた。(第11回)
- 高齢者に読んで貰って、「こういう反応があった」というフィードバックが介護事業者を介して返って来た時、嬉しかった。辛いことはない。(第11回)
- 体力的に辛いけど、たくさんの人と出会えた。介護業界の人と話すと刺激になるし、大学生の方にも読んで貰うに当たって話すと話させて頂くと、色んな人が多くて楽しい。(第11回)
- 昨年3月に亡くなった祖母が認知症。認知症は旧友や家族だけでなく、自分も分からなくなる悲しい病気。何で70~80年も生きたのに、そんな死に方をしなければならないのか。予防の手段としてフリーペーパーに行き着いた。(第13回)
- 介護経営者には魅力的な方が多く、刺激になる。現在は介護福祉士などの資格を持っていないため、金曜日と土曜日の週2回、アルバイトでデイサービス事業所に通っている。(第11回)
- ボランティアとして、特別養護老人ホームで1年間働いている。社会福祉士の取得も目指しており、授業の一環で夏から1カ月間の実習研修も受ける。(第11回)
- 介護施設を運営する法人が証明書を発行するので、バイト経験も実務経験として証明できる。将来的にプラスになると思う。(第11回)
- フリーペーパーの作成を通じて介護業界に興味を持ち、来年度に就職する50人程度の会社では介護とITを融合させたい。(第13回)
介護ラボしゅうについて
- 毎月1回の勉強会「介護ラボしゅう」を開催している。外部の当たり前の意見を聴かないと、現場だけでは頭が固くなる。「しゅう」には「集」「習」「修」「秀」「就」などの意味が込められており、仕事の進め方などを議論している。(第19回)
- 昨年5月に開始。15~20人程度が参加し、「自分が高齢者だと、どんな職員に見て貰いたいか?」などのテーマで話し合う。最初は知り合いの口コミで始めたため、施設系が多かったが、現在は在宅系、施設系で半々ぐらい。(第19回)
介護甲子園について
- エントリーシートに自分達の考え方を書き込むことで、「何故この業界に入ったのか?」「どういうサービスをしたいか?」を再確認できる。事業所の議論の活性化に期待した。(第21回)
- 良いやり方が分からないならば真似て行こう。共に学び、ともに成長し、ともに勝とうということで、第1回戦をイメージした。(第21回)
- 社会福祉法人やオープン後1カ月の事業所も参加した。取り組みが斬新だったり、最先端を行ったりしている所もあった。「実は優勝を狙っています」という方も多い。(第21回)
- インスピレーションは「居酒屋甲子園」から得た。居酒屋はアルバイトも多く、ルーティンワークが大半。介護職と共通点がある。介護甲子園を通じて共鳴し合って欲しい。(第21回)
- 周りの方が何をやっているのか分からない。それぞれが考え方を持ってサービスしているが、職員の取り組みがフォーカスされていない。介護甲子園で一緒に全国発信したい。(第21回)
- 僕達自身が自慢しないと、誰も発信できない。居酒屋と違って口コミで広がらない。自分達が産業を作るんだという志。注目されないと外側が意識しない。(第21回)
- 高齢者を元気にする感動ストーリーが必ずある。年に1回でも花火を打ち上げれば、業界以外の人達にPRできる。働いている自分達で自慢して発信して行くべき。(第21回)
- 「自分が介護を受ける側だったらどうしたいのか?」を考えつつ、サービスを提供するのが重要。介護は必ずいつかは通る道。一般に少しでも介護業界に関心を持って貰えれば。(第21回)
- 参加者は2000人。求職者が魅力を感じる業界にするし、これから介護を受けるお客さんにも見て貰いたい。新卒で業界を志す人に対しても、会場に来て欲しい。(第21回)
- 来年の第2回はエントリーの事業所を2倍以上、参加者は5000人を予定している。将来は全国ブロックごとに立ち上がって、優勝候補が集まって来るイメージ。(第21回)
- 2000人に感動を与えて第2弾に続けば、介護業界に関わる人が意識するのでは。エントリーを通じて「順位を上げて行こう」という短期の目標が出来る。(第21回)
- 135事業所からエントリーがあり、書類審査で30事業所が最終予選に選出。さらに、介護への思いを1分間撮影した動画を公開し、ネット投票で5事業所に絞り込んだ後、プレゼンテーションと選考会を開催。エントリーは西日本が多い。(第43回)
- 決勝大会は約2000人の傍聴。感情が通えるのが2000人。開催場所の日比谷公会堂は丁度良い距離感。第2回の決勝大会も日比谷公会堂で12月9日に開催する。(第43回)
- 施設内の職員同士が話し合った結果、参加することになった。実践発表会や研究発表会は多いが、介護職員が自分の声で「こういうことをやっているんだ」とアピールする場はなかったので、面白そうだなと思った。(第43回)
- エントリーを検討したのは昨年6月。介護甲子園の開催を伝える新聞記事の切抜きを女性看護師が持って来たのが始まり。(第43回)
- エントリーのきっかけは新聞という応募者が多かった。我々が声を掛けて動く人は少なかった。(第43回)
- 僕はやりたいと言った。6月後半に女性利用者の実家を訪ねる旅行や関係を契機に、介護の考え方がガラリと変わった。これを伝えたいなと思った。上司からは「途中で投げ出さずにやって下さいと言われた。(第43回)
- 予選を通るとか思っていなかった。先のことは考えていなかった。締め切りに追われていた感じ。(第43回)
- 正直言ってそこまでのこととは思わなかった。もう少し軽いノリだった。準備が必要なイベントであることが段々と分かって来た。本当に思ったよりも大変。(第43回)
- 2次審査を通って最終決勝に行く前のレセプションに行った後の表情が面白かった。決意表明みたいなことを会場で記者を前に発表しなくちゃいけない。ノリで入った所があったし、他の施設の人達が熱い発表していたのを聞いて大丈夫かなと思った。(第43回)
- 全体的な反応として、「こんなに本格的にやるとは思わなかった」という声が多かった。(第43回)
- エントリーを決めたのは7月9~10日頃だったが、シート提出による書類審査は10日に締め切り。エントリーシートを書いた経験もなく、上司に助けを借りつつシートに記入するととともに、事務局に掛け合って1週間ぐらい締め切りを延ばして貰った。(第43回)
- ローテーションで職員の勤務時間が合わないので、休みの日と明けの日に何時間か残った。(第43回)
- 第2次予選のビデオ撮影も施設のパソコンが古いためか、ファイルの容量が大きいデータの送信に苦労した。2次審査も間に合わなかった。2日間ぐらい締め切りの延長をお願いした。(第43回)
- 内容的には結婚式の生い立ちビデオみたいにデジタルカメラで作るイメージ。一番のネックはパソコンの使い方が分からなかった。一晩掛けてもできなかった。所定の容量に入らなかった。(第43回)
- データの容量を考えていなかったので、普通に1分撮れば送れる単位だろうと思ったけど、送れなかった。(第43回)
- 貰ったデータをアップさせる作業が事務局を待っていた。開かない動画とか、所定は1分なのに1分14秒で切れており、14秒間で伝えたい思いが入っているので、もう1回編集し直して貰った。(第43回)
- 最終選考は職員5人、主人公の利用者1人が出演したが、台本が完璧になったのは本番の1週間か10日前ぐらい。本番の台本も担当理事に送らなければなければならなかったのに間に合わなくて常に謝っていた。(第43回)
- 24時間対応の特養はローテーション職場。色々と発表内容を議論しようとしても、ローテーションで勤務しているので、みんなで話し合えなかったのが難しかった。(第43回)
- みんなが同じ方向を向いているといいけど、100%はない。何か施設長が情報を発信しても、全員が心の底から従うのは難しい。プレゼンで言いたいことを決めるのはギリギリだった。(第43回)
- 介護甲子園でプレゼンした中身のうち、女性利用者との旅行は施設のイベントではなく、利用者のニーズに応じて2人の職員が付いて行った。(第43回)
- 自分は無責任な人間。人のせいにして生きて来たが、「こうしたい」「これやりたい」と人生で初めて思ったのは利用者との旅行だった。(第43回)
- 女性利用者が妹と会ったり、墓参りに出掛けたりしている表情が施設と違うことに気づき、「人」として見ていなかったことを実感した。「トイレに行きましょうね」とドライに言えなくなった。施設では見せない姿を知って「さんを付けたいな」と実感した。(第43回)
- 最初は「おばあちゃんのために計画した」と思ったが、旅行を通して「俺が評価されたい」「みんなに良く思われたい」という思いがあった。傲慢な気持ちを気付かされた。(第43回)
- エントリーシートを書いたことで、今まで何となく仕事し、何となく「ウチはこういう施設で、何となく売りなのか」と思っていたことがハッキリした。かなり勉強になった。本当に良かった。(第43回)
- 何度も逃げてやろうと思った。大変だったが、あんな大勢の場で自分達の思いを伝えられたのが嬉しかった。個人の意見が強い仕事なんで、5人で集まって行けたのが凄い。(第43回)
- 願ってもない優勝で今まで取り組んできたことが第三者的に世間から認められた感覚。職員も喜んでくれたし、ボランティアも喜んでくれた。「自分が自信に満ちた」とは言い過ぎかもしれないが、職員の意識がガラッと変わったのが一番の変化。(第43回)
- 普段から秘めたものがあって一生懸命、ぶつかり合いながら毎日やっている。一つにまとめて伝えるのは大変準備したのは良かった。一生懸命やっていることが自信に繋がった。応募と作成のプロセスが良かった。(第43回)
- 職員同士の摩擦を起こして、コミュニケーションの活発化。立ち止まって貰って、自分達のやっていることの再確認を掲げており、当初の狙いは奏功した。(第43回)
- 優勝を契機にメディアの取材が増えており、見学者も増加している。非常勤職員の採用が埋まり切らなかったのが埋まった。ボランティアでも「ホームページを見て来ました」と言う人が続いている。利用者の家族からもお祝いを貰った。(第43回)
- 凄く大変なことの方が多いけど、自分で変わって欲しいと思うので、熱い意気込みを持つ人は出て頑張って欲しい。気持ちがないと続かない。(第44回)
- 結果ではなくプロセスを楽しんで頂きたい。是非チャレンジして頂きたい。(第44回)
- 介護職の僕達が主役であり、介護の現場は介護職員が変えて行く。興味があったら考えるのではなく、参加して頂きたい。(第44回)
介護維新会について
- 「介護職が気軽に交流でき、熱く夢と希望を語り合い、その夢と希望を応援することができる相互支援ネットワークを構築」などを目的に今年5月に発足した。(第22回)
- 愚痴を言う場ではなく、夢を語ったり、仲間と交流したりする場に変わってくれればいい。モチベーションを上げるため、僕達の内面を磨いて行く場があればいい。(第22回)
- 「飲みニケーション」と銘打った交流会ではネット上の告知だけで約160人の申し込みが来て120人が参加。介護技術を学ぶ場は多いが、職員の交流の場を作る必要がある。(第22回)
- 北海道、山形、大阪、島根、愛媛、福岡からオファーが来ており、介護職員同士が結び付き、島根では介護維新会がきっかけとなって一つの団体ができ上がっている。(第22回)
- 全国の同志と結び付けられるのが魅力の一つ。単純に飲み会は楽しい。何か特別大きな理由は要らない。「前に一緒に飲んだ仲間と飲みたいな」と思えばいい。(第22回)
- 職員の内面を磨くセミナーも予定しており、シリーズ化することも検討中。セミナー後の懇親会も意味がある。熱を共有する。熱を拡散する場として活用して欲しい。(第22回)
- コミュニケーションの結果、新たなビジネスの発想が生まれることも期待している。一番の理想形はビジネスマッチング。地域で小さくても団体ができて参加者が活躍できれば嬉しい。(第22回)
- 「古い物を壊して新しい物を作る」と誤解される時もあるが、これまでの良い所は残しながらも新しい所は変えて行くべき。変えて行くのは介護職員。(第22回)
- 5年後の夢として、事業所を運営したい。主なターゲットは高い志を持っている職員。生き生きした現場を直接見て貰う事業所が欲しい。参加する職員の意見を取り入れたい。(第22回)
・どうしても機械浴がいいという人はそうしたらいい。「個浴に移れば何でもいいんでしょ」というわけではない。利用者と話したり、触れ合ったりすると本来の姿から離れる。形式だけじゃなく裏にあるプロセスや理由の方が大事。(第44回)
- 介護業界には様々な団体が乱立し、業界としての意見が集約しにくく、介護は業界として足並みを揃えるのはこれから。色んな団体をくっつける役割を果たせたら面白い。(第22回)
豊福会の活動
- 「豊島区福祉事業者の会」(豊福会)は最初、有志の宴会でスタートしたが、交流が「他の会社がどうやっているのか」などを聞いて勉強する機会になり、こうした機会が離職率を下げたり、人材育成を担ったりできる。(第36回)
- 豊福会で申込用紙を統一することを検討しており、書式が統一されれば事業者間で頼みやすくなる。(第36回)
上場のメリット
- 2006年にジャスダックに株式を上場した、当初から創業者は「独立して株式会社を作る以上、株式を公開する」という目標を掲げており、名刺を見て珍しがられることは多い。(第39回)
- メリットは運営サイドで感じる。「優良企業してやって行くため、コンプライアンスを見られる」という意識が会社で高まった。不正を犯して市場から退出した大手の問題から「これで良いのか」と見直すきっかけになった。(第39回)
- 上場前は数字の取り扱いが万全とは言い難く、正確な利用者数を掴んでいない時もあったが、上場を目指す中で、今まで感覚でやっていたことも体系立てて、第3者に開示しなければならない。(第39回)
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