2021年1月23-24日に、高知工科大学フューチャー・デザイン研究所主催、東京財団政策研究所、総合地球環境研究所の共催で、「フューチャー・デザイン・ワークショップ 2021」がオンラインにて開催されました。
本ワークショップでは、1日目を実践セッション、2日目を学術セッションとして設定し、フューチャー・デザインをめぐる様々な実践や研究について、研究者だけでなく、自治体などの実務家も含めた様々な視点から意見交換が行われました。
当日のワークショップの模様は、下記より動画にてご覧いただけます。
*フューチャー・デザインについて詳しくはこちら:「未来の利益、いまどう代弁?――「仮想将来世代」学際で研究」
基調講演
「Future Design and the Art of Long-Term Thinking」
Roman Krznaric(Reseach Fellow of the Long Now Foundation in San Francisco)
English version(38min.)
第1部:実践セッション (1月23日)
- 「開会の挨拶」
小林 慶一郎(東京財団政策研究所研究主幹) - 「フューチャー・デザイン:新たなパースペクティブ」
西條 辰義(東京財団政策研究所上席研究員/総合地球環境学研究所/高知工科大学) - 「フューチャー・デザインで語るサーキュラーエコノミー」
永野 友子(CE-MVC研究会/ 富士通株式会社) - 「Sci-Fi Future Design の開発と実践 ~フルリモート&SF仕立てのストーリーで発想を解き放て!~」
牧野 司(慶應義塾大学 博士課程リーディングプログラム)
田中 徹(慶應義塾大学 博士課程リーディングプログラム) - 「FDによる土佐的循環型・共生社会の実現」
渡邊 基文((一社)しあわせ推進会議) - 「佐久穂町におけるフューチャーデザインの現状と課題」
在賀 耕平(長野県佐久穂町役場) - 「松本市におけるフューチャー・デザインの今後~政策過程への実装をめぐる課題について~」
鈴木 絵理(松本市政策部総合戦略課)
山口 正裕(松本市政策部総合戦略課) - 「これからの『国民的議論』『新しい住民参加』を可能にする【ポリネコ!】」
岩田 崇(株式会社ハンマーバード/慶應義塾大学SFC研究所) - 「官民学連携による宇治のフューチャー・デザインの新展開」
フューチャー・デザイン宇治と宇治市自治振興課 - 「未来人を現出させるツールについての検討」
鷲見 真一(特定非営利活動法人SCOP) - 「令和京道場におけるフューチャー・デザインの活用について」
橋本 直樹(京都府建設交通部水環境対策課) - 「フューチャー・デザインを活用した行政推進の展望~矢巾町の実践から~」
高橋 雅明(矢巾町企画財政課)
第2部:学術セッション (1月24日)
- 「Solving wicked and ill-defined problems such as sustainability of waste management in Nepal with compost bins and FD treatment」
Raja Rajendra Timilsina(Kochi University of Technoligy) - 「Intergenerational sustainability and Intragenerational inequality : Future ahead and back mechanism as a potential solution」
Shahrier Shibly(Research Institute for Humanity and Nature) - 「Resource sustainability on life expectancy , successors and accountability」
Pankaj Koirala(Kochi University of Technoligy) - 「Does the future imagination treatment affect people’s pro-environmental intention and donation decisions?」
Shaw, Daigee(Institute of Economics, Academia Sinica) - 「Whether the Process of Imaginary Future Generations Increases Intergenerational Public Goods Investment – the Case of Climate Change Mitigation Game」
Kuo, Yen-Lien(Department of Economics, National Cheng Kung University) - 「『未来人』になることで人々は何を語り出すのか?―「仮想将来世代」をよき意思決定のための一般準則のなかに位置付ける」
廣光 俊昭(財務総合政策研究所) - 「信念バブルの世代間継承による持続性」
千葉 安佐子(東京財団政策研究所政策研究ポスト・ドクトラル・フェロー) - 「将来世代の利益を反映させるための投票方式に関する実験室実験」
肥前 洋一(高知工科大学) - 「将来に対する向社会性を導く動機の検討~平等か総和最大化か?」
井上 裕香子(高知工科大学) - 「都市政策・都市計画分野におけるフューチャー・デザインの政策実装をめぐる課題と可能性」
武者 忠彦(信州大学経法学部) - 「ひきこもりへのFDの導入に向けて」
加藤 隆弘(九州大学病院精神科神経科)
第4回フューチャー・デザイン・ワークショップ組織委員会
中川善典(高知工科大学フューチャー・デザイン研究所)
西村直子(立命館大学食マネジメント学部)
井上裕香子(高知工科大学フューチャー・デザイン研究所)