AI 時代の先生~教職の制度設計を再構築する
子どもたちの未来を拓くには、義務教育の質の向上が不可欠です。そのためには何よりも教員の質を担保する教職の制度設計を再構築する必要があります。
そこで私たちは①教員養成・採用・研修・処遇の制度設計を歴史的・政策的にふりかえりながら、教職大学院も含めた高等教育全体が急速な社会的・技術的変化に適合できるよう制度の見直し策を提言する②東京都内の教育委員会の協力を得て、現職教員が自信を持って教壇に立つことを支援するガイドブックを「算数」で作成し、そのプロセスも含めて全国の教育委員会に発信する----この2点に重点を置いて研究プログラムを進めます。
ここで問題になるのはAIの活用です。政府の掲げる「教育のAI 化」政策が、教員にどのような影響を及ぼしているのか把握する必要があります。AIの活用は、学校・教員によってかなり差があることが予想されるため、これについても東京都内の小学校での実態に絞って把握していきます。
ガイドブックの作成や発信にはAIを活用することになりますが、私たちはAIに思考をゆだねるのではなく「自ら考える人(教員も子どもも)」の育成が重要だと考えています。
急速な変容を遂げているAI 時代において、義務教育を担う教員の専門性、役割とは何か。これまでとどのように変わっているのか、いないのか。プログラム全体を通して、世界の未来を担う子どもたちに豊かな学びの場を渡せるようさまざまな支援策を提案していきます。ぜひ、ご一緒に考えていただけませんか。
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