政治外交検証研究会レポート・論考
新型コロナウイルスの感染拡大により、私たちは今、歴史の大きな転換点に立たされている。世界中で様々な問題や不安が広がる中、歴史に目を転じると、これまでの危機や災害に政治と外交がどう向き合い対処してきたのかが浮かび上がる。明治初期の日本の防疫と公衆衛生行政、第一次世界大戦末期のスペイン風邪の感染症予防をめぐる各国の国際協力、外交戦略。「歴史との対話」の視座から、公衆衛生や感染症の歴史と現在のコロナ危機をめぐる各国の対応を繋げて考え、危機と災害の時代に、政治と外交に何ができ、どのような道があるのか、その方途を探り考える。
【出席者】(順不同、肩書は当時)
五百旗頭 薫(政治外交検証研究会幹事/東京大学大学院法学政治学研究科教授)
詫摩 佳代(政治外交検証研究会メンバー/東京都立大学法学部教授)
松田 康博(政治外交検証研究会メンバー/東京大学東洋文化研究所教授)
小宮 一夫(政治外交検証研究会幹事)
細谷 雄一(東京財団政策研究所上席研究員/政治外交検証研究会幹事/慶應義塾大学法学部教授)*モデレーター兼コメンテーター
【目次】
<研究会レポート>
■第1回:「明治のコレラ~令和のコロナ」(五百旗頭 薫)2020/10/16
■第2回:「台湾のコロナ対策から学ぶ――中国情報のリテラシーを問う」(松田 康博)2020/10/16
■第3回:「グローバル化時代の感染症にいかに対処するか?――歴史に学ぶ対応のヒント」(詫摩 佳代)2020/10/19
■第4回:「文献紹介―「歴史」のなかの感染症、新型コロナ問題」2020/10/19
<特別論考>
■「疫病史観からコロナ危機を考える」(細谷 雄一)2020/11/17
■「福沢諭吉の感染症コミュニケーション<前編>多様性を含んだ思想のエネルギー」(五百旗頭薫)2020/5/7
■「福沢諭吉の感染症コミュニケーション<後編>『全員を守るために』-明治時代のレトリックを越えるとき-」(五百旗頭薫)2020/5/7