R-2023-001-1
今、世界はロシアのウクライナ侵略で将来の見通しが不透明になると同時に、アメリカやヨーロッパの先進民主主義諸国でも、政治の二極化や、ポピュリズムの台頭、陰謀論の浸透など、民主主義が危機に直面しています。そのような民主主義の危機について、歴史的な視座から相対化をしてとらえ直すことによって、冷静に現状を深く理解すると同時に、問題の本質を抽出することが容易になるのではないでしょうか。 そのような問題意識から、東京財団政策研究所「歴史分析プログラム」では、歴史の観点から民主主義の危機を考えるウェビナーを行いました。 ※本稿は、2023年2月10日に開催した「歴史分析プログラム」ウェビナー「日米における民主主義とポピュリズムの現状」の内容を東京財団政策研究所が構成・編集したものです。 |
【登壇者】(敬称略)
板橋拓己(東京財団政策研究所歴史分析プログラムメンバー/東京大学教授):モデレーター兼コメンテーター
竹中治堅(東京財団政策研究所歴史分析プログラムメンバー/政策研究大学院大学教授)
三牧聖子(同志社大学准教授)
【目次】
■第2回 日本の民主主義への一視覚(竹中)
■第3回 ポピュリズムとは何かー定義の試み(板橋)
■第4回 日本の民主主義が成熟するには ー日・米・欧の視座から考える(ディスカッション)