E-2024-005
概要
ChatGPTに代表される生成AIが注目を集める中、教育現場でも生成AIを活用する動きが始まっています。 特に関心が高い領域は「評価」であり、生成AIによって評価のあり方が変わりつつあります。
そこで、6月28日、生成AIが与える評価への影響についてワークショップを開催いたしました。イベント冒頭では、吉田塁主席研究員より最近の生成AI動向について簡単にご紹介し、その後、評価や生成AIの影響について議論の後、参加者による質疑応答の場も設けました。
本イベントは、教員に対して最新情報や有用な実践知を提供することに加え、構築中のコミュニティへの参加を促す機会とするために実施しています。具体的には、生成AIを用いる「評価」について関心をもつ先生が多くいる一方で、その活用方法や注意点をまとめて学べる機会が少ないという声を踏まえ、イベント内では主な生成AIのバージョンによる性能差異や評価に用いる際の注意点の解説、また参加者同士で活用事例の共有を行いました。実施後のアンケートでは、最新の動向だけではなく具体例を知ることができて理解が深まった等、ポジティブな声を多く頂いております。このように、実際に先生方から寄せられるニーズに対する情報提供にとどまらず、イベントの実施と評価、コミュニティ運営を行うことを通して、本研究プログラムでは、教員にとって意義ある活動の明確化を行い、その知見を元に教育における生成AIの活用に関する政策提言を行うことを目指しています。
・発表資料はこちらをご覧ください。
・当日の模様(Youtube動画)やその振り返りは、東京大学 大学院工学系研究科 吉田塁研究室 ホームページにて公開しております。
開催概要
■テーマ:「生成AI 時代における学習評価のあり方」
■日 時:2024年6月28日(金)20:00~21:00
■会 場:YouTube Live
■講 師:吉田塁 東京財団政策研究所 主席研究員/東京大学 大学院工学系研究科 准教授
■研究プログラムについて
「学び続ける教員を支える生成AI に関する学びの場づくり」研究プログラム